こんにちは!LifePilatesStudioの高橋です。
本日のテーマは『手→首 足→腰』です。これは手の力の行き先が最終的には首になっている、足の力の行き先が腰になっていることを表しています。
ピラティスの運動学は医療からきている解剖学と違います。勿論ジョセフピラティスも解剖学を勉強していましたのでそこから運動学まで進化させたと言っていいでしょう。
哺乳類は原則四肢の『四つん這い』の生き物です。人間は2足歩行ですがベースは一緒です。硬い地面を押すことで移動しています。手の力が肩甲骨、足の力が骨盤です。手と肩甲骨までを連鎖させた先にあるのが首になります。足と骨盤を連動させた先にあるのが腰になります。
手の使い方が内側への捻りが多い場合(デスクワークは内捻りです)は首を反る動きになります。ですが上を向くわけではなく頭が前に行くことで首は反ってしまいます。頭部前傾姿勢、猫背、ストレートネックは全てこちらに入ります。
つま先が外を向いて足裏のアーチが潰れている方は腰が反る動きになります。立つと自然と骨盤が前に行く、腰が硬い、凝る方はこの場合がほとんどです。お腹の力が弱くなっていますが上体を起こすような腹筋ではなく足を自分の体に引きこみような『下腹部』の腹筋が必要です。
ジョセフピラティスは人の年齢は背骨の柔らかさだと言っていましたが手と足が最大限機能した状態は首と腰【背骨】がしっかりと力を伝えられた状態であると言えます。
ライフでは大きく腕周り、首のアプローチと足からの腰のアプローチに分けています。手技も応用してセッションをしてますので今ピラティスを行っている方もぜひ比べてみてください。
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